Mercedes-benz Cクラス W204のドアロックピンが外れないのですが、何か原因を知っていたら教えて欲しいとメールを頂きました。
フロントは回すと簡単に外れたそうですがリアは外れなかったとの事です。AMGのドアロックピンに交換をしており、前後とも同じものだったので交換方法も同じだと思っていたそうです。
しかし、Cクラス・W204 / Eクラス・W212/ CLS・W218のリアのドアロックピンはフロントと同じ物を使いません。
写真の通り リアはフロントよりも短いです。
取付方法もリアドアの内張りを外しての交換となりますので、内張りの外し方をMercedes-Benz作業マニュアルのWISを使って調べました。ついでに他の作業に関しても合わせて添付しておきます。
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Mercedes-Benz Cクラス W204リア ドアパネル脱着方法
ドキュメント:AR72.12-P-1010CW
Mercedes-Benz Cクラス W204リア ドアロックの脱着方法
ドキュメント:AR72.12-P-2510CW
Mercedes-Benz Cクラス W204 リア ドアモジュールの脱着方法
ドキュメント:AR72.12-P-0103CW
ベンツ純正AMGドアロックピン(丸型)2個リアドア用W204 Cクラス
Mercedes-Benz Cクラス W204フロント ドアパネル脱着方法
ドキュメント:AR72.10-P-1000CW
Mercedes-Benz Cクラス W204フロント ドアロックの脱着方法
ドキュメント:AR72.10-P-4011CW
Mercedes-Benz Cクラス W204フロント ドアモジュールの脱着方法
ドキュメント:AR72.10-P-0900CW
ベンツ純正AMGドアロックピン(丸型)2個W204 Cクラス
部品を取付ける際の注意事項
を併せて一部記載しておきます。
静電気
静電気は物質のあらゆる接触、物理的分離によって、または固体や液体荷電粒子ガスのあらゆる動きによって発生する可能性があります。プラスチックは一般的に多くの静電気を発生させます。
静電気の発生および放電は日常的に至るところで起こっています。
例:
- 髪をとかす場合
- カーペットや合成樹脂のフロア上を通る場合
- 化学繊維を用いた繊維製品を着脱する場合
- 車両から降車する場合
- 棚または輸送用容器内の静電気を帯びる可能性のある様々な包装材に接触した場合
静電気放電(Electrostatic Discharge(ESD) )は非常に強いため、軽い電気ショックを感じる場合があります。人間には感じられないごく微量な放電でも、電子構成品およびコントロールユニットには接続的な損傷が与られます。
ESDの影響
電子構成部品およびコントロールユニットは、ESDに対して非常に敏感です。損傷はすぐに現れずしばらくたってから出てくる事がしばしあります。車両の電子システムがESDによって機能停止したり損傷するのを防ぐためにさまざまな対策と予防措置を考慮し、実施する必要があります。
ESDによって損傷する可能性があるのは、例えば以下の電子構成部品です。
- エアバッグ構成部品
- コントロールユニット
- センサー
- メカトロニクス構成部品(アクチュエータ)など
- 受信機およびディスプレイ(ラジオ,TV,GPS)など
予防措置
- 作業者の静電気放電(ボディに短時間接触するなど)
- 木綿製などの適切な衣類の着用
- 靴底が伝導性の導電性安全靴を履く
- 普通のプラスチックなど不要な物を遠ざける。
- 交換部品はできるだけ長くメーカーオリジナルのパッケージに入れておき、シールは引き裂かずに慎重に切り取ります。
- 静電気放電保護区域については静電気ガイドラインを遵守して下さい。
- 作業別にWISのドキュメンテーションを確認し、そのつど規定のスペシャルツールおよび/またはワークショップ設備を使用してください。
- 静電気放電保護区域で開封する前に放電します。
- PE.PVC.発砲スチロールなど、静電気を発生する材料との接触を避けます。
- オリジナルパッケージまたは識別マーク付きの指定された梱包材および輸送材だけを使用します。
- 取り外した電子構成部品は静電気保護区域で保存してください。
- 電子構成部品およびケーブルハーネスのコネクタは、必ずハウジング部分をつかみます。ピンやコンタクトに触れないでください。
- 静電気の電位を相殺するために、電子構成部品は車両のボディに取り付けてから、接続を行ってください。 etc.....
作業の際の注意事項 WISより
負傷の危険
手動、あるいはモータを介して電気的あるいは接続メカニズムを介してハイドロリックまたはニューマチックにより作動する構成部品で作業する際は、身体の一部が切断されたり、はさまったり、押しつぶされたりして大きな怪我をするおそれがあります。
行動規定 / 危険防止対策
・危険な範囲に注意を払います。
・構成部品を動かす際は、機械部品の動作範囲に侵入しないように、機械部品を固定します。
・ダイアグノシスによるモータ制御中、または直接制御時(ターミナル30)には、構成部品のメカニズムに触れないこと
十分な長さの点検ケーブルを選択します。
・ウィンドウ・ガラスは必ず自家製のセーフティ・フックあるいはスペシャル・ツールを用いて落ちないように固定して下さい。
最後に
添付しているマニュアルが更新され内容が変わっている場合が御座います。
作業に関してのトラブルは一切責任は取れませんのであくまでも自己責任でお願いします。
個人で作業をされる際はより安全に注意して頂き作業を行って下さい。
楽しいカーライフをお過ごし頂ける事を願っています。